Dual-Energy X線CTにおける組織同定
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概要
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X線CTは,X線に対する減弱度合いを濃度値として断面画像を提供している.この減弱度合いは物質により固有であり,減弱係数と呼ばれる.断面画像から組織の識別を行うことを組織同定と呼び.これを行う際は減弱係数を利用することになるが,その値が近い組織間の同定は困難である.そのため,現在では減弱係数に加え,空間的な情報を合わせて利用する手法などが提案されている.一方近年,減弱係数のエネルギー方向の変化を利用する試みがある.減弱係数はエネルギーの関数であり,各組織は特有の性質をもっていることが知られている.この情報は従来の減弱係数と比べ,より詳細な組織の情報を得られるものと期待されている.そこで本研究では,このエネルギー情報に合わせて従来用いられてきた空間的な情報を利用した組織同定方法を提案する.これにより高精度の組織同定か行えることを数値実験によって確認した.
- 2013-03-06
著者
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