現代生物学史(1)
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概要
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現代生物学史の起点をどこにとるか,またその際どのような根拠をあげることができるか,についてはいろいろな議論があるだろう.この件にかんし本展望の各節で直接にあるいは含蓄的にふれることもあろうが,さしあたり19世紀の終りごろを目安として,それ以後における生物学を叙述の対象にしたい,もちろん歴史の接続性からいって,ばあいによっては19世紀なかばまでの生物学に言及せざるをえない.現代の生物学がおおう領域は広大であり,また多岐にわかれている.そのため現代生物学史の展望を2回にわけ,今回は発生学(分担執筆者・米本)・遺伝学(分担執筆者・鈴木)・分子生物学(分担執筆者・石館)・進化論(分担執筆者・松永)をとりあげ,2回目には生理学・生化学・生命論の歴史を展望する予定である.いずれにせよ現代生物学史の研究はまだやっと緒についたばかりであるが,日本においても欧米においてもようやく盛んになりつつある.以下その現況を報告しよう.
- 日本科学史学会の論文
- 1977-06-30
著者
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