高密度小型セル配置ヘテロジーニアスネットワークにおけるNon full bufferトラフィックを用いたJT-CoMP特性評価(一般,モバイル,アドホック,ユビキタス,無線セキュリティ,マルチアクセス,アクセスネットワーク,UserNetworklnterface, Homeネットワーク,一般)

概要

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本稿では高密度小型セル配置ヘテロジーニアスネットワークにおける協調複数ポイント送信のためのスケジューリングアルゴリズムを検討する。高密度小型セル配置ヘテロジーニアスネットワークでは、小セル化による距離減衰の軽減を図り周波数利用効率改善が見込まれる一方、セル境界における隣接セル間干渉への対処が必要となる。こうしたセル間干渉への対処として、干渉成分を希望信号に転化することで性能改善につなげる技術として注目の集まっている、協調複数ポイント送信の適用を検討する。セルラーシステム向けのスケジューリングアルゴリズムは主に単一ポイント送信の観点で検討されてきたことから、1.マクロセルおよび小型セルのセル種別を考慮したリソースの取り扱い、2.複数セルのリソースを利用することを考慮し公平性規範(PF)を担保するためのメトリック算出の再考、の2 点で検討の必要がある。これらの目的に対し、a) 協調送信の候補となりやすいものの他の小型セルに大きな干渉を及ぼすマクロセル送信を制約する方法、およびb) 送信ポイント数に応じた重みづけをPF メトリック算出に適用する手法、をそれぞれ提案する。提案方式の有効性を評価するため、複数セルによるFTP トラフィックモデルを用いたシステムレベルシミュレーションを実施した。評価結果から、提案手法により適切なパラメータ設定でセル平均およびセル端のユーザスループットを増大できることを確認した。
2012-12-06

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