2259 既設アーチダムの常時挙動評価に関する検討(既存構造物の調査)
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概要
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アーチダム堤体ブロック間の鉛直方向の施工ジョイント部をモデル化した三次元FEM解析手法を構築し,手法の適用性を,外気温の年変化や貯水位変化による既設アーチダムでの変位実測データに基づき検証した。その結果,解析結果は実測値と良好に一致し,既設アーチダムの変形挙動を良好に評価できることが明らかとなった。また,アーチダムの堤体内部には,鉛直方向の施工ジョイント部での剥離やすべりによる状態変化に起因して力を伝達する領域(セカンダリーアーチ)が形成されて,外力に抵抗する耐荷機構が明らかとなった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2005-06-25
著者
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