3215 既設アーチダムの耐震性能評価に関する検討(耐震一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
既設アーチダムの地震時挙動を現実に即した形で評価することを目的として,鉛直ジョイント部での剥離やすべりの離接挙動を考慮した非線形地震応答解析を実施し,堤体変位や応力の応答値に与える鉛直ジョイント部の影響を把握した。鉛直ジョイント部での離接を考慮すると,堤体ブロックの上下流方向に対する片持梁的な曲げ変形が卓越し,発生・変動する応力も鉛直方向が支配的となる。また,滑動安定性を評価すると,冬期に堤体が下流側へ最大変形する時が,最も厳しい条件となり,線形解析よりも非線形解析の方が安全率は大きくなることが分かった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2001-06-08
著者
関連論文
- 三次元非線形有限要素解析を用いたアーチダム耐荷機構の解明
- アーチダムの観測記録から求めた固有振動数とブロックジョイントの影響
- 臨海コンクリート構造物の干満帯部分の鉄筋腐食評価
- 7年間海岸に暴露した鉄筋コンクリート試験体への交流インピーダンス法を用いた鉄筋腐食検査手法の適用
- 交流インピーダンス法を用いたコンクリート中の鉄筋腐食非破壊検査手法--7年間の海岸暴露試験による適用性評価
- 海岸近くの大気中に位置するコンクリート構造物の鉄筋腐食進行評価手法
- 海岸近くの大気中に位置するコンクリート構造物の鉄筋腐食進行評価手法
- 交流インピーダンス法による海岸暴露試験体の鉄筋腐食検査
- ジョイント部の非線形挙動を考慮したアーチダムの三次元有限要素解析手法の開発
- 交流インピーダンス法による鉄筋腐食の非破壊検知
- 現場計測データに基づくアーチダム-岩盤-貯水系の3次元時刻歴応答解析法の適用性検討
- 実測データに基づくアーチダム-岩盤-貯水系の三次元時刻歴応答解析法の適用性検討
- 鉛直方向の施工ジョイント部での離接を考慮したアーチダムの常時挙動解析
- 既設アーチダムの常時挙動に及ぼす鉛直ジョイント部モデル化の影響
- 既設アーチダムの耐震性能評価に関する検討
- 気温の年変化と鉛直ジョイント部の非線形特性を考慮したアーチダムの地震応答解析手法の開発
- 高速増殖炉一次系機器の耐震座屈設計法に関する研究 : 第2報, 上部開放液中薄肉円筒の水平加振時の1/2分数調波共振に関する解析的検討
- 高速増殖炉一次系機器の耐震座屈設計法に関する研究 : 第1報, 上部開放液中薄肉円筒の水平加振座屈実験
- 既設アーチダムの常時挙動評価手法の開発とその適用性検討
- 芦津発電所三滝ダムの堤体調査と修繕工事
- ジョイント部のせん断すべり破壊基準に関する検討
- ジョイント部シアキーブロックの形状効果に関する検討
- 「バットレスダムの維持管理標準」の策定
- 竣工後50年以上経過した大規模アーチダムの耐震性能照査
- 現場実験に基づく既設アーチダムの常時挙動に関する検討
- 鉄筋の腐食膨張に伴うコンクリートのひびわれ進展解析
- 2074 ジョイント部の非線形挙動を考慮したアーチダムの三次元有限要素解析手法の開発(構造解析)
- 1150 交流インピーダンス法による鉄筋腐食の非破壊検知(腐食・防食)
- 4 流体連成動的座屈解析プログラムの開発とその検証
- 3215 既設アーチダムの耐震性能評価に関する検討(耐震一般)
- 1125 沖縄における13年間の暴露実験による鉄筋コンクリートの塩害劣化に関する検討(塩害)
- 2259 既設アーチダムの常時挙動評価に関する検討(既存構造物の調査)