がん統計に関する最近の動向について(最新のがん医療と保険医学,パネルディスカッション,第110回 日本保険医学会定時総会)
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概要
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わが国におけるがん死亡数および罹患数は30年以上に渡って増加し続けている。全がんの粗罹患数は2007年の予測値で70万人超となっており,年次推移では特に75歳以上での増加が著しい。高齢化等による年齢構成の変化の影響を除いた全がんの年齢調整罹患率も2000年前後より再び増加傾向にある。一方,全がんの年齢調整死亡率は男女とも1990年代後半から減少傾向にあり,特に年齢を75歳未満に限ると,全年齢の場合よりも減少傾向が明らかである。また,全がんの5年生存率は上昇傾向にある。がん罹患率の上昇に加え,がん診断および各種治療の進歩,5年生存率の上昇,長期生存者の増加などにより,初発がん罹患のみならず第一がん罹患後に第二あるいは第三のがんに罹患する症例も増加すると予測される。再発や転移,および多重がんを含めたがんの経過を考慮することが生命保険においても求められている。
- 2013-12-20
著者
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