たこつぼ型心筋症の評価
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概要
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たこつぼ型心筋症という病名はいかにもユニークなものの一つである。近年は震災等の被災後に多発した疾患としても報道され,一般にも広く知られるようになった。高齢女性に好発するという疫学的な特徴を有し,精神的および身体的ストレスがトリガーとなる場合も多い。本症は心筋症のカテゴリーに属するものの,長期に渡る心筋の異常を呈することの多い肥大型心筋症や拡張型心筋症とは異なり,一般には速やかに心機能が回復し良好な経過を取る。原因については冠攣縮等の関与も言われているが,未だ結論は出ていない。稀に不整脈等により死亡の転帰をとる例があるが,回復後の死亡率は一般人口と変わらないという報告がある。また再発を認める例がある点は入院保障の観点からも重要である。最近の知見として,収縮異常の部位が定型例とは逆のパターンをとる「逆たこつぼ型心筋症」に関する国内外の報告も増えてきている。
- 2012-06-17
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