冠攣縮性狭心症の評価
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概要
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冠攣縮(れんしゅく)性狭心症の告知および診断書を目にする機会は少なくないが,生命保険の査定者にとって冠攣縮という現象および冠攣縮性狭心症は理解が難しいものと考える。冠攣縮は日本人に多く,異型狭心症のみならず他の狭心症や急性心筋梗塞等虚血性心疾患全般にも重要な役割を果たしている。本稿では近年発行された日本循環器学会の「冠攣縮性狭心症の診断と治療に関するガイドライン」を概説するとともに,最近の知見および同学会の他ガイドラインからの関連記載も多く取り入れ,保険医学の観点から冠攣縮性狭心症を考察した。一般に冠攣縮性狭心症の予後は労作性狭心症と比較し良好とされており,特に日本人では心筋梗塞の発症が少ないことが低い死亡率の原因と考えられているが,不整脈による突然死の経過を取りうる例が少なくない。また難治性冠攣縮性狭心症という一群が存在する,点及び致死的不整脈,失神を合併した例の経過に留意したい。
- 2012-03-17
著者
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