習熟度・開始学年・時間数の関孫 : 教師に対する予備調査報
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概要
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本研究は,小学校外国語(英語)活動の現状について,習熟度・開始学年・時間数の関係を調査し実態を明らかにすることを第一の目的としている。2年間の研究期間の初年においては,教師を対象にアンケート調査を行い,研究完成年度への橋渡しとする。具体的には(1)指導者の基礎情報,(2)英語能力や外国への興味・関心,(3)英語の自己研修,(4)指導技術,英語を使ってできること,(5)英語や外国語活動に対する思い,(6)指導内容,(7)最適と考える開始学年,などについてアンケート調査を行った。その結果,教師の自己研修のための時間の確保の困難さや,授業を自分一人で教えることに対する不安が改めて浮き彫りになった。また,開始学年については半数を超える教師が「現状より早く」を選択しており,児童にとって外国語に触れるのはできるだけ早期がよいと判断しているものと考えられる。指導に当たる教師の多くが指導に自信がないと回答する一方で、開始期は現状より早いほうがよいと判断しているという事実は,児童の習熟度とも密接に関係していると思われ,研究完成年度に実施予定の,児童の習熟度調査を考察する際の示唆となった。今後の課題は,今回の予備調査を受けて,実際に児童の習熟度を測る問題を作成・実施し,その結果と開始学年,時間数の関係を精査し,建設的な提言を行うことである。
- 小学校英語教育学会の論文
- 2012-03-20
著者
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粕谷 恭子
東京学芸大学
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柳 善和
名古屋学院大学
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植松 茂男
京都産業大学
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高橋 美由紀
愛知教育大学
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佐藤 玲子
武蔵野大学
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上原 明子
福岡県太宰府市立太宰府西小学校
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衣笠 知子
園田学園女子大学
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北村 尚紀
千葉県佐倉市立染井野小学校
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