身体運動反応による情動反応の消去手続きに関する検討(原著)
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概要
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系統的脱感作法では,弛緩反応時に恐怖刺激を呈示するという手続きをとっている。しかし,恐怖反応を逆制止する反応として身体運動反応を使用する揚合は,このような手続きは逆行条件づけになってしまい,恐怖反応の消去が困難であると思われる。身体運動反応を行なっている時に恐怖刺激を呈示する群(非随伴運動反応群)と,恐怖刺激の呈示と同時に身体運動反応を行う群(随伴運動反応群)の情動反応消去果について比較した。その結果,非随伴運動反応群では情動反応の消去があまり起らなかったが,随伴運動反応群では情動反応の消去が確認された。
- 日本行動療法学会の論文
- 1993-09-30
著者
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