自閉症児におけるボードゲームを利用した社会的スキル訓練の効果 (実践研究)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は、通常学級に在籍している自閉症児におけるボードゲーム(SSTゲーム)を利用した社会的スキル訓練の効果について検討することを目的とした。通常学級での朝の自由時問における行動を般化場面として事前に測定した。訓練は、ボードゲームをクラスの仲間とともに20分の休み時間を利用して4週間に8回実施した。ゲームにおいてプレーヤーは、サイコロをふり、出た目の数だけコマを進める。チャンスカードのマスにとまると、カードに指示されたロールプレイを仲間と演じる。正しく演じられると2人ともにポイントシールを与えられる。その結果として、ターゲットにされた社会的スキルが向上し、般化場面における相互交渉が増加した。SSTゲームの効果と有効性について考察する。
- 日本行動療法学会の論文
- 2008-09-30
著者
関連論文
- 自傷行動を示す知的障害児に対する家族支援 : 月1回の母親へのコンサルテーションを通して
- 自閉症児・者の性教育に対する保護者のニーズに関する調査研究
- 二次障害を有する自閉症スペクトラム児に対する支援システム
- 自閉症児・者の性的問題行動に関する保護者の意識 : 親の会への質問紙調査から
- 保健師を中心にした発達の気になる子どものペアレント・トレーニングの試み
- PI-16 自閉症児における連続絵カードを用いた叙述型言語行動の指導(ポスター発表I)
- 序論
- 強度行動障害の再検討その1強度行動障害特別処遇事業における対象事例の支援・経過についての分析
- 自閉症に対するエビデンスに基づく実践を我が国に定着させるための戦略(特集号 エビデンスに基づいた発達障害支援の最先端23巻1号追加論文)
- P2-8 自閉症幼児におけるPECSを用いた音声言語促進手続きの検討 : 行動連鎖中断法の効果(ポスター発表2)