単一音源区間情報を用いた非同期マイクロホンアレーによる音声強調(ブラインド信号処理,一般)
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概要
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非同期マイクロホンアレーは,携帯電話やボイスレコーダーなど複数の録音機器を用いることで,従来のマイクロホンアレーによる音響信号処理における拡張性による制約がなく,安価で柔軟な構成を行えるという利点がある.しかし,非同期マイクロホンアレーには,録音開始時刻やDOA情報が不明であり,機器間のサンプリング周波数における未知の個体差が存在するなどの問題点も挙げられる.特に,録音開始時刻のずれや機器間のサンプリング周波数個体差は,音響信号処理に重大な影響を与え,これを補償することが必要となる.本稿では,議事録作成のための会議録音など,予め音声強調を目的とした場面を想定し,ある特定の音源だけが音を生じている時間区間である,単一音源区間を録音信号に盛り込むことでそれを手がかりとした同期補償を提案する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2012-12-06
著者
-
山田 武志
筑波大学
-
山田 武志
筑波大学大学院システム情報工学研究科
-
宮部 滋樹
奈良先端科学技術大学院大学
-
小野 順貴
東京大学情報理工学系研究科
-
牧野 昭二
筑波大学システム情報工学研究科
-
小野 順貴
国立情報学研究所
-
宮部 滋樹
筑波大学
-
牧野 昭二
筑波大学
-
坂梨 龍太郎
筑波大学大学院システム情報工学研究科
-
坂梨 龍太郎
筑波大学
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