外国語活動に求められる教師の教室英語力の枠組みと教員研修プログラムの開発 : 理論と現状をふまえて
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概要
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2011年度から全国の小学校の教育課程において外国語活動が必修化された。特に2008年3月に新学習指導要領が公表されて外国語活動の理念(目標と内容)が定まって以来,その具体的な指導法や教材の開発・普及がめざましく進んだ。その一方で,外国語活動を担当する教師の指導力や英語力については必ずしも十分であるとは言い切れない状況がある。そのような背景をふまえ,本稿は,特に外国語活動を担当する教師に求められる教室英語力の枠組みと,その教員研修の内容を検討することを目的としている。まず(1)小学校外国語活動における教師の英語使用の理論的方向性について山森(2012b)をもとに述べる。次に(2)山森(2012a)において報告した,外国語活動における教師の英語使用に関する実態調査のデータを,外国語活動において主体的役割を果たした教員に焦点化し分析を加える。そして(3)理論的方向性と実態調査による現状を統合し,外国語活動のための教師の教室英語力の枠組みと,その力を育成する教員研修において扱うべき内容を提案する。
- 2013-03-20
著者
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