要介護状態にある人の「生活構成要素」に関する研究 : 介護福祉士に対するグループインタビューに基づいて

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概要

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[目的]介護福祉士が日常生活の構成要素を幅広く理解し,要介護状態にある人がよりその人らしく生活することを支援する力を高めるため,要介護状態の人の「生活構成要素」を生活実態から明らかにすることを目的とする.[方法]介護福祉士養成課程を卒業した8人の介護福祉士に,2011年9月にグループインタビューを行い,利用者の生活の要素と介護するうえで大切にしたいことをたずねた.[結果]グループインタビューの内容を質的に分析した結果,生活構成要素として「衣食住」に加え,「自己決定」「意思を伝える」「譲れない点を大切にする」「計画を立てる」「環境の制限を受ける」「発達や障害に応じた治療やケアを希望する」「一人ではむずかしい部分を代行してもらう」等が抽出された.[結論]生活は単なる衣食住の繰り返しではなく,行為の方法や行為から得られるものを含め考える必要性が指摘された.今後,生活の構成要素と構造のさらなる検討が求められる.
2013-10-01

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