電力線ネットワークを介した多地点情報収集における中継器でのパケット圧縮を利用したトラヒック低減手法
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概要
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建物内の電力使用量等のデータを可視化して節電を促すために,本研究では電力線通信によってシステムに必要となるデータ収集を実現する.従来研究では,電力線上の周期定常雑音に対して,自律的に雑音の低いタイミングで通信を行なう方式が提案されていた.その方式では,雑音で誤ったパケットは中継器で毎回再送されていたが,再送回数が多くなりトラヒックが増大していた.そこで,本研究では中継器が送信に失敗したパケットを圧縮し,複数パケットをまとめて電源電圧のゼロクロスで再送することでトラヒックを削減するという方法を提案する.提案手法により,スロット数に対するノード数の比率が従来手法と同じ場合でのトラヒックは低減され,その結果スループットが向上することを数値例によって示す.
- 2012-11-19
著者
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岡田 啓
名古屋大学エコトピア科学研究所
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片山 正昭
名古屋大学
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岡田 啓
埼玉大学
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小林 健太郎
名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻
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小林 健太郎
名古屋大学
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岡田 哲
名古屋大学エコトピア科学研究所
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岡田 啓
名古屋大学
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岡田 啓
名古屋大学情報メディア教育センター
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谷口 知弘
名古屋大学工学研究科電子情報システム専攻
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