マルチホップネットワークにおける拡散・符号化を用いた誤り制御法に関する研究

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概要

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近年,無線通信装置を備えた通信ノードが自律的に中継を行う無線マルチホップネットワーク技術への関心が高まっている.しかし,無線ネットワークは通信品質の劣化が起こりやすく,リンク毎に伝搬環境が異なるマルチホップ通信では,各リンクにおける誤りの発生原因も異なる.本研究では,マルチホップネットワークにおける高信頼な通信のための誤り制御法についての検討を行った.従来研究においては,平均的な通信品質での評価がされていたが,高信頼な通信が要求されるような場合,通信品質が大きく劣化するようなリンクでの大きな伝送誤りは避けなければならない.各リンクのチャネル情報が既知であることを前提に,リンク毎に誤り訂正符号とスペクトル拡散方式を用いた誤り制御法を適応的に切替えることで,大きな劣化が生じるリンクを保障し,End-to-Endでの通信品質が向上することを示す.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2012-08-23

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