分散ストレージを対象としたディスク接続切替による高速なデータ復旧手法(クラウド,2012年並列/分散/協調処理に関する『鳥取』サマー・ワークショップ(SWoPP鳥取2012))
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概要
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ディジタルデータの爆発的増加に伴いクラウド型分散ストレージシステムの需要が拡大している.この種のシステムには一般にストレージノードの計算資源に余剰が発生する傾向がある.このため,ノード数の増加を抑制し1ノード当たりのディスク数を増加することで,高効率かつ大容量のシステムが構築可能である.しかしながら,このような構成においてノード障害が発生した場合,従来のデータリカバリ手法ではシステム性能低下およびリカバリの長期化という2つの問題が顕著化する.この問題を解決するため,本稿ではディスク接続切替による高速なデータ復旧手法を提案する.OpenStack Swiftに提案手法を適用し評価した結果,従来手法で発生していた約19%の性能低下を抑制しつつ,従来手法で最大12時間要した復旧時間を41秒間に短縮可能であることを確認した.
- 2012-07-26
著者
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