ディスクエリアネットワークを用いたフラッシュストレージの性能改善手法(クラウド基盤,並列/分散/協調とディペンダブルコンピューティング及び一般)
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概要
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データセンタにおいて,大量のデータを高速に処理するため, SSDなどのフラッシュストレージの活用が進んでいる.一般に, SSDにはNAND型のフラッシュメモリが用いられるが, NAND型フラッシュメモリの制約から,使用状況によってはSSDの性能が低下するという問題が生じる.この問題を解決するため,ディスクエリアネットワークを用いたストレージシステムの性能低下を抑制する手法を検討している.具体的には,複数の Computation Nodeと複数のSSDをプール化し,これらを任意に接続または切断可能にするディスクエリアネットワークを利用し,性能が低下したSSDをプール化されたSSDと交換する.このため,記憶されていたデータを新しいSSDに移動させなければならない.本稿ではRAIDの機能を利用してSSDの交換を実現した. MySQLを対象に評価した結果, SSD性能の低下に伴いMySQLのUPDATE操作時のレイテンシが最大で約1.9倍に増加するが,提案手法の適用によりレイテンシの増加を抑制可能であることを確認した.また,提案手法の適用に伴う性能オーバーヘッドについて評価し,本手法を適用する際の制約について確認した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-07-25
著者
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