変分ベイズ法を用いた航空機の横方向経路逸脱量分布モデル推定法(航法・交通管制及び一般)
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概要
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航空機が飛行経路から逸脱して飛行するとき,経路からの横方向への逸脱量を横方向経路逸脱量と呼ぶ.横方向経路逸脱量は衝突危険度推定などにおいて確率分布としてモデル化される.モデルとしては,正規分布,両側指数分布ないしはその混合分布が用いられることが多い.収集された横方向経路逸脱量データから分布モデルを求める際は,多くの場合,最尤推定法が用いられる.この度,変分ベイズ法を用いた横方向経路逸脱量の分布モデル推定方法を開発した.本稿では,そのアルゴリズムの概要とアルゴリズムが期待通り動作していることを確認するための数値計算の結果,さらには,実データに当該手法を適用した例を紹介する.
- 2012-07-20
著者
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藤田 雅人
(独)電子航法研究所
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藤田 雅人
電子航法研
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Fujita Masato
Air Traffic Management Region Electronic Navigation Research Institute
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藤田 雅人
独立行政法人電子航法研究所
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