Hierocryptの新しい高階差分特性(セキュリティ,一般)
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概要
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Hierocryptは東芝によって提案されたSPN構造を持つ共通鍵ブロック暗号である。Hierocryptには64bitブロッくのHierocrypt-L1と128bitブロックのHierocrypt-3がある。高階差分特性に関しては8階差分特性及び32階差分特性が報告されており、8階差分では1段(2層)、32階差分では2段(4層)の高階差分特性が報告されている。本研究ではHierocrypt-L1,Hierocrypt-3それぞれについて32階差分以下の8n階差分特性をbyte単位で網羅的に調査した。結果、新しい特性として3層の高階差分特性が16階差分及び24階差分で発見された。この高階差分特性がmds_L関数及びMDS_H関数の構造に依るものであることを示す。
- 2012-07-12
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