内地留学経験のある新潟県言語障害通級担当教師の現職研修の実態と課題
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概要
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近年、言語障害通級指導教室では、言語障害児だけではなく発達障害児も指導を受けている。言語障害の知識や指導技能だけでは対応できなくなっており、通級による指導の役割を果たす専門性を高める現職研修が必要である。本研究の目的は、これまで行われてきた現職研修の実態と課題を明らかにし、今後の現職研修の在り方を検討するための基礎的知見を得ることである。対象は、昭和50年代、60年代、平成10年代に内地留学した4名の新潟県の言語障害教育担当教師であり、半構造化面接を行った。内地留学では、言語障害の知識と指導技能が意味ある学習として認識されていた。しかし、内地留学後に4名の教師が重視してきた役割や専門性は言語指導だけではなかった。学級担任や保護者と協働し指導を行うことを自らの役割として認識していたことがうかがわれた。以上から、今後の現職研修の在り方が検討された。
- 2013-03-29
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