バングラデシュの中核労働者の実態 : アンケート調査からの試論
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概要
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本研究においては、バングラデシュで操業している日系および現地系の製造業を取り上げ、中核労働者の実態を見るために、資本形態および企業業績ごとに分けて、彼らの属人的要素、職務満足や組織への帰属心といった認識行動、技能形成に関連する項目との関係を検討した。 資本形態別分析では、日系企業の労働者の入職時の平均賃金は現地系企業よりも低かったこと、日系企業の帰属心が大きかったこと、職務満足度は全体的に日系企業の方が大きかったこと、技能促進に関わる事柄が進んでいたことが発見された。 業績別分析では、不振企業の労働者の離職意思は強かったこと、不振企業の職務満足度は全体的に小さかったこと、技能促進に関わる事柄は不振企業において遅れていたことが確認された。
- 2013-09-00
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