コミュニケーション・デザイン教育における学習成果の視覚化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では,コミュニケーション能力の育成を目的とした,東京都内の私立中学校にて実施されたコミュニケーション・デザイン教育における具体的な学習成果を視覚化することを試みた。学習成果の視覚化に際しては,参加生徒による内省的な振り返りを目的として書き記した外在化カードのデータを用い,同データの分析法として,テキスト・マイニングによる形態素解析と質的研究法による概念形成を組み合わせた方法を導入した。同分析法を通じて18の概念を生成し,改めてアンケート調査を用いて,これらの概念のクラス内での共有の度合いを確認した。また,次年度の同活動にて継続的な妥当性の検証を行った。これらの検証を通じて,18の概念の全てが,同教育活動向けに開発した学習プログラムの有効性を認め得る学習成果として視覚化することができた。
- 日本教育メディア学会の論文
- 2012-03-31
著者
関連論文
- 初任教師メンタリング支援システムFRICAの開発(協調学習とネットワーク・コミュニティ)
- ワークショップスタッフの実践共同体における十全性の獲得のプロセスについて
- C09 ワークショップスタッフの成長と正統的周辺参加(調査に基づくインタラクションのデザイン、コミュニティ活動のデザイン(情報デザイン研究部会), 第54回研究発表大会)
- H05 ワークショップの構造に関する研究 : ワークショップオンワークショップの事例を通して(デザインシステム、デザイン方法論、デザイン論、その他,「想像」する「創造」〜人間とデザインの新しい関係〜,第56回春季研究発表大会)
- コミュニケーション教育としてのワークショップについての考察 : コミュニケーションを促す場面に着目して
- コミュニケーション・デザイン教育における学習成果の視覚化
- 課題研究II 授業を豊かにするメディア
- ECD : ワークショップにおけるリフレクションツール