領域「環境」における季節感の指導について : 本邦幼稚園や保育園の現状、海外の幼稚園の比較も含めて

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概要

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幼稚園教育要領1)、第2章の「環境」2内容(3)に「季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く」とある。この項目のみが、幼児の季節感の指導について述べている訳ではない。日本は季節の変化に富み、それ故に微妙な情緒も育ち、保育すべてに大きな影響を与えている。季節の変化があるので心身が鍛えられるし、それに伴い言葉が育ち、表現も豊かとなり、人間関係もより複雑で親密になる。季節の変化が日本を構成していると言っても決して過言ではない。本稿の目的は、すべての源泉である季節感の指導が保育において実際にどのように展開されており、この項目(3)がどう実現されているかを、諸外国の事例との比較も含めて検討することである。なお、1.幼稚園の実践事例を齊藤、金森、2.保育園の実践事例を横井、3・1.ドイツの幼稚園の実践事例を海老原、3・2.オーストラリアの保育現場の実践事例を小野、4.考察を5名で執筆した。
2013-03-01

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