ブナニ次林の間伐効果 : 秋田県田沢湖試験地の事例
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概要
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秋田県田沢湖町のブナニ次林内に,用材生産を目的とした間伐試験地を設定した。1980年に下層間伐,1985年に上層間伐を実施し,その後15年間の成長を調査した。間伐区は無施業区に比較して1.34〜1.39倍の材積純成長量があり,枯死木の抑制や成立個体の均一化等からも間伐効果が認められた。間伐の強度としては中庸度程度の間伐,東北地方ブナ林分密度管理図による収量比数0.7程度への調整が,大径木の材積成長を促進する上で効果的であった。
- 東北森林科学会の論文
- 2003-03-31
著者
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