秋田県沿岸南部におけるクロマツの冠雪害について(<特集>東北地方の海岸林の現状と保全)
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概要
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1998年11月18〜19日,本荘市を中心とする本県沿岸南部に記録的降雪があり,海岸保安林(クロマツ)約37haに冠雪害が発生した。被災林分3地区において,被害形態と個体の形質等を調査した結果,幹曲がりや幹折れといった致命的な被害は形状比80〜100の個体で集団的に発生し,形状比70以下では先折れ等軽微な被害にとどまった。このことから,冠雪害を回避し海岸林を健全な状態で維持していくには,個体の形質として形状比70以下で管理することが必要と考えられた。
- 東北森林科学会の論文
- 2000-10-31
著者
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