介護職員における腰痛の程度および心理的因子が日常生活活動障害に与える影響 : パス解析による検討

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概要

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【目的】腰痛の程度および心理的因子が腰痛によるADL障害に与える影響を検討することを目的とした。【方法】対象者は腰痛の有訴症状のある介護職員126名とした。腰痛によるADL障害と腰痛の程度,抑うつ傾向,破局的思考(無力感),腰痛予後に対する信念を評価した。認知行動療法の理論に基づき,各測定項目間の関係性をモデル化した後,パス解析にて修正および改良し,その適合性および測定項目間の関係性を検討した。【結果】修正モデルの適合性は十分に高かった(χ^2値=21.880, p=0.189, AGFI=0.923, RMSEA=0.046)。腰痛の程度と無力感,腰痛予後に対する信念は直接的もしくは間接的にADL障害に影響を与えていることが示された。【結論】腰痛によるADL障害に影響を与える要因を理解するうえで,腰痛の程度に加え,無力感や腰痛に対する信念などの心理的因子が重要であると考えられた。
2013-04-20

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