ポリマーを含有した硝酸アンモニウム/硝酸カリウム微粒子の調製および吸湿性の評価(高エネルギー物質研究会 平成24年度研究成果報告書)
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概要
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硝酸アンモニウムは非常に安価な酸化剤であり ,ガス発生剤などへの工業的利用が期待される一方 ,高い吸湿性を有し凝集や固化するなど取扱い上の課題を有する .本研究では ,相安定化硝酸アンモニウム (AN/KN)の防湿化を目的とし ,AN/KNと防湿化剤 (ポリマー)が一体化した粒子を調製し ,吸湿性を評価した .粒子の調製では,AN/KNおよび 3種類のポリマーをそれぞれ含む水溶液(あるいは水分散液)に対してスプレードライ処理を施し,粒径約 20~40μmの白色の粒子を得た .SEM/EDX分析等の結果から ,同粒子は ,各組成物が均一に混合した粒子であることが確認された .また,何れのポリマーを含む試料でも粒子同士の凝集が少なく ,かつ,ポリマー未添加の試料と比較して吸湿量が低下し ,高湿度雰囲気下においても即座に潮解することなく粒子形状を留めることが確認された.
- 宇宙航空研究開発機構の論文
- 2013-03-00
著者
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林 政彦
福岡大学
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羽生 宏人
独立行政法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
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中野 勝之
福岡大学
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中野 勝之
福岡大学 資環研
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和田 有司
独立行政法人産業技術総合研究所
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新井 充
東京大学 工学部化学システム工学科
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加藤 勝美
福岡大
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永山 清一郎
福岡大学
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加藤 勝美
福岡大学
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東 英子
福岡大学
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熊谷 恒佑
旭化成ケミカルズ株式会社
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新井 充
東京大学
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羽生 宏人
独立行政法人宇宙航空研究開発機構
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