簡易な手書き譜面を利用した演奏システムGocenの設計
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
幼少時期に限らず,我々は楽譜を読むには一定の学習と練習が必要であり,このことは音楽を楽しむうえでの障害になる場合がある.本稿では五線と符頭により構成される簡易な手書き譜面を,リアルタイムに画像処理を行うことで,記譜された譜面を即座に演奏可能にするシステム"Gocen"に関して報告する.1960年代以降,光学楽譜認識(Optical Music Recognition)に関して多くの研究が発表された.現在においては製品に応用される等,一般ユーザが手軽に享受できるほどになった.一方で手書き譜面を対話的に演奏可能なシステムについてはこれまであまり事例が報告されていない.そこで我々は記譜と演奏を同時に楽しめるシステムGocenを提案し,演奏手法の設計と実装を示すことで,音楽学習や演奏パフォーマンスへの応用を提案する.また,ユーザテストを通じて,簡略化された譜面において97%の精度で初学ユーザが任意の音高を再生可能であることを示した.
- 2013-04-15
著者
関連論文
- Bio-drops
- デモンストレーション:若手による研究紹介III(デモセッション)
- 身体接触行動をインタフェースとしたビデオゲームシステムの制作と評価
- ソレノイドを利用した動的触覚呈示デバイスによる音楽演奏インタフェースの提案
- 温冷呈示を利用したビデオゲームインタラクションにおけるその手法の検討と開発
- ソレノイドを利用した動的触覚呈示が可能な「あそび」の提案
- 生物感覚を提示する毛状視触覚ディスプレイ「Fur-Fly」
- Freqtric Drums : 他人と触れ合う電子楽器(音楽インタフェース,インタラクション技術の原理と応用)
- Freqtric Drums : 人と触れ合う電子楽器
- B04 人と触れ合う電子楽器インターフェースのデザインと制作 : Freqtric Drums (フレクトリック・ドラムス)(インターフェイス, 平成17年度日本デザイン学会第52回研究発表大会)
- 触れ合いインタラクションを提供する楽器
- Drops
- Interactive Installation "Waves"
- Interactive Installation "Eco-morph 2002"
- Eco-morph
- Life Drops 2 : Interctive Installation "Life Drops"
- デモンストレーション:音楽情報処理の研究紹介X
- 押す,掴む,回すを利用した演奏インタフェースの試作
- 多点配置フォトリフレクタによる非接触な顔面入力装置の試作
- ラインイメージセンサを利用した簡易な手書き五線譜読取りアルゴリズム
- 箱庭型テーブルトップ電子楽器インタフェースの研究と制作
- 教育・福祉現場における電子楽器インタフェースの可能性〜Freqtric Drumsを事例として〜
- 生物感覚を提示する毛状視触覚ディスプレイ「Fur-Fly」(アート&エンタテインメント2)
- メディアアートの回廊
- PocoPoco:実物体の動きを利用した楽器演奏インタフェース
- 温冷呈示を利用したビデオゲームインタラクションにおける手法の検討と開発
- 首都大学東京 : システムデザイン研究科インダストリアルアート学域IDEEA Lab.
- 非接触給電を利用した玩具の提案 (マルチメディア・仮想環境基礎)
- 簡易な手書き譜面を利用した演奏手法の検討と実装 (マルチメディア・仮想環境基礎)
- Sensory Characteristics of Temperature and its Discrimination in the Human Palm
- モータフェーダを利用した触覚呈示を用いたゲームアプリケーションの提案
- モータフェーダを利用した触覚呈示を用いたゲームアプリケーションの提案
- 光学文字認識によるタンジブルミュージックシーケンサの提案
- 光学文字認識によるタンジブルミュージックシーケンサの提案
- 簡易な手書き譜面を利用した演奏手法の検討と実装(エンタテインメントのためのメディアとリアリティー)
- 非接触給電を利用した玩具の提案(エンタテインメントのためのメディアとリアリティー)
- 簡易な手書き譜面を利用した演奏システムGocenの設計
- (第18回)メディアアートの回廊(メディアアート紀行)
- 「アート&エンタテインメント3」特集号刊行にあたって(アート&エンタテインメント3)
- マイクロ波レーダーを用いた非接触型バイオフィードバックシステム
- 9. マイクロ波レーダーを用いた非接触型バイオフィードバックシステムの開発(一般演題,第41回日本バイオフィードバック学術総会抄録集)