英語プレイスメントテスト分析--言語テストの観点から-- (経済学部特集号: 重森曉教授退職記念号)
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概要
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近年、英語プレイスメントテストを実施して習熟度別クラス編成を行い、大学英語教育の充実を図る大学が増加している。しかし、プレイスメントテストの目的や方法については、まだ十分周知されているとは言い難い。本稿では、まず言語テストを集団基準準拠テストと目標基準準拠テストに大別し、その特性をテスト範囲、目的、プログラムとの関係、実施時期、スコアの解釈、テスト問題の予想の有無、得点の分布の各項目について論じる。さらに、日本の大学で汎用されている代表的な英語プレイスメントテスト(G-TELP, TOEIC Bridge, ACE Placement, CASEC)を言語テストの妥当性、信頼性、実用性の観点から分析する。また、プレイスメントテストを習熟度テストとして使用する際の留意点及びテストの等化についても論じる。本稿が、英語プレイスメントテストを選択・運営する際の理解の一助となることを期待したい。
- 2009-07-15
著者
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