宇宙教育プロジェクト 沖縄高専の挑戦
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概要
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宇宙教育プロジェクトとは,宇宙に行った種子をきっかけに,子ども達の科学に対する興味を喚起する教育プロジェクトである.国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」で約8か月間保管されたミヤコグサの種子(宇宙種1世代目)を地球で保管しておいた種子(地球種1世代目)とともに本校で育て,葉の数(葉数)と茎の長さ(茎長)の測定と発芽・奇形・開花・結実した種の割合を中心に生長を観察した.その際に結実した種子(2世代目)を回収し,各々の種子の長径と短径を測定した.また1世代目と同様に生長を観察した. 結果として,宇宙種においては発芽・葉数・茎長といった形質に対する宇宙環境の影響は無かった.しかし,開花・種子形成といった生殖活動の差や,宇宙種において奇形が確認されたことと,宇宙種2世代目の種子は大きさが小さく,扁平率が高くなる傾向がある可能性を確認できたことから,宇宙線及び無重力空間が影響を与えた可能性が示唆された.
- 2013-03-00
著者
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上原 正大
沖縄工業高等専門学校生物資源工学科
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坂下 元
沖縄工業高等専門学校情報通信システム工学科
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池松 真也
沖縄工業専門学校生物資源工学科
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島袋 羽衣
生物資源工学科
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瑞慶覧 安里
生物資源工学科
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上原 正大
生物資源工学科
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坂下 元
情報通信システム工学科
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池松 真也
生物資源工学科
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