自家不和合性を制御しているSハプロタイプに着目して育成したF_1大和マナ品種(第40回 近畿作物・育種研究会 公開シンポジウム 明日のための農学研究)
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概要
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大和の伝統野菜の一つである大和マナは,揃いが悪い点や収穫後の外葉が黄化しやすいなどの欠点を有している.そこで,それらの欠点を克服するために,自家不和合性を制御しているSハプロタイプに着目してF_1品種の育成に取り組んだ.3元交配によって,高温期の栽培に適する'夏なら菜'と低温期の栽培に適する'冬なら菜'のF_1品種の育成に成功した.両品種とも草姿と生育の揃いがよく,黄化しにくい特徴を有していた.また,育種当初からSハプロタイプに着目することによって,3元交配によるF_1育種にかかる年限を短縮することができた.
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