仙台市科学館自然観察園の植物群落に関する研究1.植生図ならびに空中写真で明らかになった植物群落の25年間の変化
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概要
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仙台市科学館の開館に併せて台原森林公園の一角に自然観察園が設置された。開館準備期間も含め25年間の自然観察園の植物群落,特に木本植物に着目して,その変化を報告した。開館前の植生図,空中写真の判読,現地踏査を組み合わせて解析を行った。その結果,法面や切り通しといった立地の変化が大きく,木本植物がまばらに生育していた状態からアカマツ群落やコナラ・クリ群落に変わっていたこと,開館当時のアカマツ群落(高木型)が老齢化し,マツ枯れ被害が生じていること,一部には林冠欠所が生じ,スズタケ群落に変わっていることを指摘した。また,地形的条件で制限されている湿生植物群落では大きな変化が見られなかったことなどが明らかになった。
- 2013-03-31
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