漢字学習における学習者の問題意識について : 自立学習への過程(教育編)
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概要
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本発表では、効率よい指導のために、学習者の自己評価から漢字学習のどんな点に問題意識を持っているかを探った。まずアンケートで学習者に漢字学習に関する考えや個々漢字の難易度を答えさせ、その回答を分析して、学習者の主観的な立場からの問題点を明かにし、さらにそれが教師の考える問題点とどう違うのかをみた。教師側の問題意識の妥当性の確認と学習者側の問題意識の所在の確認は、学習者の自立学習に不可欠だからである。その結果、教師側の問題意識は、成績下位者に標準を定めたものであること、それに対して学習者の問題意識は、何よりも「書き」に集中していることがわかった。
- 日本語教育方法研究会の論文
- 1993-09-23
著者
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