RHICにおける強く相互作用するクォークグルーオンプラズマ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
強い相互作用の基本粒子クォークとグルーオンは,通常はハドロン内に閉じ込められ姿を見せることはない.開闢から数マイクロ秒後までの超高温の宇宙はクォークとグルーオンが閉じ込めから解放されたクォークグルーオンプラズマ(QGP)状態であった.このQGPを実験室において実現しその性質を調べる試みが幾つかの重イオン加速器を用いて進められてきた.RHIC衝突型加速器でのこの十年の研究から,QGPは理論が予想していたようなクォークとグルーオンが自由に飛び交うガスなどではなく,地上で最も強く相互作用し,故に比粘性が最も小さなサラサラした流体であることが分かってきた.本記事では,このようなQGPにどのように迫ってきたかについて解説する.
- 2012-09-05
著者
関連論文
- RHICからLHCへ--高エネルギー重イオン衝突実験のこれから (2009年の成果の総まとめ 特集:物理科学,この1年) -- (原子核物理)
- 31aSB-3 PHENIX RICH検出器用後段読み出し回路の開発及び性能テスト
- 31aSB-2 PHENIX RICHを用いたDilepton Trigger
- 31aSB-1 LEDを用いたPHENIX RICHのCalibration System
- 25aSB-5 PHENIX RICH用FEEのAnalog回路特性
- 25aSB-4 PHENIX RICH 検出器用FEEの総合性能評価
- 28p-YB-11 PHENIX RICH読み出し回路 : 高速データ転送
- 28p-YB-12 PHENIX RICH検出器の読み出し回路 : トリガシステム
- 28p-YB-10 PHENIX RICH FEE用カスタムLSIの実装と評価
- 28p-YB-9 PHENIX RICH検出器の読み出し回路 : 全容