盲学校教師のための音声触図教材作成支援ツール(福祉情報工学一般,ライフイノベーションのための介護・リハビリ・生活支援技術)
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概要
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盲学校教育における図形や地図などの学習では触図が使用されるが,文字情報が点字で記載されるため,スペース上の制約から略記法が使われ,別冊の解説書が必要になるなど,扱いが極めて不便であった.そこで,文字の内容を音声で案内する音声触図システムを用いて,日本地図や経絡経穴図のような汎用性の高い内容については教材コンテンツ自身を作成すると共に,盲学校周りの地図や自作の補助教材のような汎用性の低い教材に対しては盲学校教師が自分で簡単に音声触図を作成できるツールを作成した.具体的にはインターネットからダウンロードした図や手書き教材をスキャンした図から,画像処理を用いて半自動的に触図を作成するツールと,それらの図を下絵として画面に表示し,その上に線や円を書き込んで触図を作成するツールである.その結果,多くの盲学校教師が比較的簡単に音声触図教材を作れることが確認されたので,その概要を報告する.
- 2012-01-20
著者
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山本 健介
名城大学大学院理工学研究科電気電子工学専攻
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樋口 宜男
立命館大学 情報理工学部 メディア情報学科 情報バリアフリー研究室
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山本 健介
立命館大学大学院理工学研究科
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泉 孝作
立命館大学情報理工学部
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稲葉 隼規
立命館大学情報理工学部
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高吉 大介
立命館大学情報理工学部
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吉江 孝太郎
立命館大学情報理工学部
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