非対称双線形写像群における最小の群構造維持署名
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概要
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Crypto 2011における論文("Optimal Structure-Preserving Signatures in Asymmetric Bilinear Groups", Abe, Groth, Haralambiev, Ohkubo)について解説する.群構造維持署名とは,双線形写像を持つ群の群演算のみを用いて署名生成,署名検証が構成されるディジタル署名方式である.特に,署名対象のメッセージと署名そのものが群要素のみからなり,双線形写像の積に関する等式によって署名の検証が可能である方式を指す.このような署名方式は,同じ双線形写像群上に構成された他の要素技術との組み合わせが容易であり,暗号プロトコルの効率的な構成に寄与する.本講演ではまず群構造維持署名について概説する.次に,非対称双線形写像群における群構造維持署名の署名は,その群を一般的に扱う限り,少なくとも3つの群要素を含むことを示す.通常,群を一般的に扱う目的はある種の攻撃を度外視することにあるが,この結果では署名長の下界を示すために利用している.さらに,上記下界に一致する署名長を持つ方式を示す.この方式は従来の署名長を半分以下に改善するだけでなく,非対称の両群にまたがるメッセージに対する署名を可能とし,強偽造不可能性を提供するなどの利点を持つ.
- 2011-12-07
著者
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