匿名署名とBatch Verificationに関する考察
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概要
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委任署名は, 秘密鍵を渡すことなく, 任意の第三者が本人に代わって署名や認証を行うことを可能とする技術である.通常の署名を用いても同様の機能を実現することはできるが(Warrant-based delegatio), 部分委任署名(Partial delegation)の技術を用いることにより, 検証にかかる計算 / 通信コストの低減が期待できると考えられている.本稿では, 通常の署名に基づく単純な方式において一括検証(Batch Verification)を用いて署名検証を行った場合と比較して, 委任署名が計算 / 通信コスト(署名コスト)の点でどの程度優位であるかについて検討し, ElGamal署名を用いる場合, 計算コスト面での優位性は3%程度と非常に小さいことを示す.一方, 署名サイズは公開鍵の法一つ分だけ低減できるため, 委任署名を用いる本質的な利点は, 署名サイズの縮小による通信コストの削減であると結論できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-05-18
著者
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