Content-Centric NetworkingにおけるGPGPUを用いた文字列探索システムの提案と評価

概要

論文の詳細を見る
近年,様々なインターネットサービスの多様化により,インターネットはより人々の生活の中心的位置を占めつつある.そして,ネットワークセキュリティ等のコンテンツベースのサービスを提供する Content-Centric Networking (CCN) の必要性も高まっている.ネットワークの中継点として存在するルーターは,高機能化や Deep Packet Inspection (DPI) 技術の進歩により,単なるパケット中継器に留まらず,パケットペイロードを解析することにより CCN のようなサービス指向型ネットワークの実現に寄与できる.我々はこのようなサービスを提供するルーターとして,サービス指向型ルーター (SoR) を提案している.一方で,演算集約性と並列性の高いデータ構造に対して,安価なハードウェア価格で高速な処理を実現できる技術として General-Purpose computing on Graphics Processing Unit (GPGPU) が注目されており,また,ルーター専用のパーツではなく,汎用的な製品を利用したルーターも登場していることから,将来的にルーターに GPGPU を搭載する事も考えられる.また,ルーターには多数のユーザーのパケットストリームが流れることから,それぞれのユーザーに対してサービスを提供できる必要がある.このような背景から,本研究では,CCN における GPGPU を利用した文字列探索システムを構築するための予備評価として,複数のユーザーのトラフィックデータへの処理を実現するシステムの提案と評価を行う.
2012-07-25

Content-Centric NetworkingにおけるGPGPUを用いた文字列探索システムの提案と評価

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク