岐阜県大垣市観光地域研究 : 観光動向調査と分析
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概要
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本稿は,岐阜県大垣市で実施した観光動向調査を分析したものである。大垣市観光協会が発行するガイドブック1)とホームページで掲載しているキャッチコピーは「芭蕉元禄の街大垣」である。大垣市観光の特徴は芭蕉の足跡ともいえる句碑めぐりと捉えることができる。観光動向調査の項目,「主な目的」,「大垣を訪れた動機」で,"その他"を選択した回答が47%,53%であった。この数値は観光客でないと推測される割合が半数に至っていることを示している。また,調査日には,「元気ハツラツ市」というイベントが開催されており,観光客,地元,元気ハツラツ市来場者への観光動向調査となり,調査対象者が絞り切れなかった。観光のキーワードが芭蕉というターゲットが絞られる愛好家とイレギュラーなイベントにも対応できる調査票の作成が課題として残った。観光資源としての芭蕉ゆかりの地や句碑は,観光教育を行い伝えていくこと,また,地域の財産の一つとして時代にあわせたリノベーションが必要になっている
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