学生フィールドワークの学びに関する一考察 : 岐阜県大垣市と養老町のフィールドワークを通じて
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概要
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今年度はグループでの班行動を意識させたフィールドワークを試みた。前年度の反省で,個人行動をとる者がいたことに対する不満が複数あり,改善策としてリーダーを中心とした班での行動をするようにした。その結果,学生に対するアンケート調査からは,班での行動の評価は高く,導入の成果はあったと考えられる。しかしながら,班のリーダーに頼りすぎ個々の行動が受動的だったことに対する学生の反省の回答も得られた。改善点も提案されているので次年度のフィールドワークに活かしていきたい。学生に対するアンケート調査からこの3年間で満足度の数値が低下している項目があった。まつりへの観察調査である。前年度までの2回のフィールドワークでは参与観察調査,及びだんじりを曳行するスケジュールであった。今年度は非参与調査にとどまったためか,「室原祭を見学して有意義だった」の優勢回答は35%であった。実際に体験することが学生にとって満足度を左右することがうかがえる。一方で,「伝統的まつりへの関心をもった」に対する回答で61%が優勢回答していること。また,記述式アンケートにおいては「室原祭の伝統的文化の見学を通じて感じたこと」に多くの記載があり興味を示していることはわかった。
著者
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