複数の数値モデルを用いた低周波人体内部抵抗の推定 : BMIとの関係(生体,EMC,一般)

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概要

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人の電気的な安全性を防護する観点から,低周波領域における人体インピーダンスの把握が必要とされる。これまでに,人体数値モデルを用いて代表的な電流経路(両手間,手足間)における人体内部抵抗の数値解析結果を報告してきた。しかし,人体の体格などによって,その大きさは変化すると考えられる。本稿では,体格の異なる複数の人体数値モデルを用いて,人体内部抵抗の数値解析を行った。さらに,体格の指標としてBMIに着目して,BMIと人体内部抵抗との関係を検討した。その結果,手首や足首における抵抗占有率がモデルによって異なっており,BMIと人体内部抵抗との相関は弱かった。しかし,手首や足首を除いて考えると,それらには強い相関がみられた。さらに,実人体や数値モデルの寸法計測を行うと,BMIとその寸法との関係は両者で一致しており,寸法計測のみによって人体内部抵抗の把握できる可能性を示唆した。
2011-09-05

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