スピントロニクスの基礎と最近の技術動向 : 磁界センサのための応答・ノイズ特性を中心として(ヘッド,スピントロニクス,一般)
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概要
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電子のスピン角運動量の輸送を利用することを特徴とするスピントロニクスについて、基本的な概念とモデルを説明した.次にトンネル磁気抵抗素子を磁界センサとして用いた時のS/Nについて論じた.線形応答の範囲では応答関数の改善はS/Nの改善につながらないため、素子の冷却や非線形応答の利用、さらには新しい原理に基づく素子の開発が必要であることを述べた.新原理素子の例として非局所磁気抵抗効果を用いた磁界センサの性能をトンネル磁気抵抗素子と比較した.その結果、高スピン偏極度でスピン拡散長が長い上に、高スピン抵抗で、かつ大きなバイアス電流を流せるなら、これまで以上の性能を持つ素子となる可能性があることを述べた.
- 2011-10-06
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