映像視聴者の映像再生位置操作と眼球運動に基づく映像要約手法
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概要
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個人で大量の映像を管理することが容易となり,映像内容の振り返りや重要な場面の再確認を効率化することが望まれている.この問題を解決する手段の 1 つとして,個人にとって重要な場面のみを残した要約映像を生成することが考えられる.本研究では個人の嗜好に沿う要約映像を生成するため,映像視聴時の視聴者の映像再生位置操作と眼球運動の情報から視聴者の注目場面を検出する.映像再生位置操作とは,映像視聴時の早送り操作や巻き戻し操作などである.映像再生位置操作は常に表れる反応ではないため,映像再生位置操作で取得できない視聴者の注目場面は,眼球運動から取得する.眼球運動は,視聴者の映像に対する反応が常に表れ,特に停留頻度は,視聴者が場面を注目して視聴しているか否かを判定する一指標になる.評価実験の結果から,視聴者の映像再生位置操作と停留頻度を合わせることにより,個々の注目場面を検出することが可能となり,また個人の嗜好に沿う要約映像を生成できる可能性を示した.
- 2012-03-14
著者
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