京都女子大学における全学情報教育とそれを支える情報システムの変遷に関する考察

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概要

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20世紀末から社会の情報化が急速に進展している.その中で,大学では情報リテラシー教育に代表される全学共通の情報教育のあり方をつねに変化させ続けることが要求されてきた.また,そのような情報教育の基盤として安定稼働し続けるよう構築・運用されてきた大学の情報システムも,端末,サーバ,ネットワーク等に関する要素技術の劇的な変化に対応し続けてきた.京都女子大学では2000年からの10年間に,全学共通情報リテラシー教育カリキュラムの変更を4年おきに実施し,全学情報システムの大規模な設備更新を2度行っている.また,2010年にはコンピュータ教室の一部で設備更新を行い,その後2011年度から情報リテラシー教育のカリキュラムを一部変更した.本稿では,これらの経験をもとにこの11年間の情報教育と情報システムの変遷を振り返り,その問題点と成果を考察する.
2012-03-15

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