共通鍵暗号HyRALのブーメラン攻撃耐性評価(フレッシュマンセッション,一般)
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概要
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あらましHyRALは2010年1月SCISにおいて(株)ローレルインテリジェントシステムズの平田によって提案されたブロック暗号である。本稿ではHyRALにおける、4つ組差分を用いた攻撃法であるブーメラン攻撃に対する安全性を評価する。truncate手法による差分攻撃耐性評価を基に、最大差分特性確率の上界を用いた4つ組成立確率の上界_<Ptrun>の見積もりを行ったところ、鍵長128bit、192/256bit共に24段(または32段)中13段までのHyRALに対して攻撃可能性が残る。全段では鍵長128bitでPtrun=2^<-348>,鍵長192/256bitでPtrun=2^<-576>となり、HyRALはブーメラン攻撃に対する耐性があるといえる。
- 2011-07-14
著者
-
金子 敏信
東京理科大学
-
金子 敏信
東京理科大学理工学部電気電子情報工学科
-
金子 敏信
東京理科大学院理工学研究科電気工学専攻
-
井上 知也
東京理科大学理工学研究科電気工学専攻
-
井上 知也
東京理科大学 理工学研究科 電気工学専攻
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