看護実習時におけるユニフォームの細菌汚染度
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概要
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看護師・医師をはじめとするすべての医療従事者が院内感染対策について正しい知識をもち,それぞれの持ち場で最善を尽くすことは,職務上起こりうる感染を防止し,医療従事者自らの健康を保つと同時に医療の質の向上にもつながる。しかし,多くの病院の院内の質の向上にもつながる。しかし,多くの病院の院内感染対策マニュアルは,一部の現場において実務的ではなく完全に実施されているとは言い難い。例えばユニフォームの管理についても同様で,臨床看護師が必ず毎日着用するユニフォームの管理がおざなりになっている。職務遂行上,ユニフォームに多くの細菌が付着することは防げない。また,衣類から著しい病原体が感受性の高い患者に感染することはほとんど不可能であるとも考えられている。しかし,汚染されたユニフォームを着用し続けることは自己の感染防御のためにも,院内感染予防のためにも適切ではないことは明らかである。本文は,先行研究で述べた日常的手洗いにおける継続教育の重要性と共に,院内感染対策において,感染を媒介する可能性となるユニフォームについて,看護学生にユニフォームの汚染について意識づけをするための調査を行なったものである。看護学生の臨地実習中における汚染度を調査することによって,ユニフォームがどの程度の着用でどの程度汚染するものか,また1日着用後にエタノール入りの消毒剤を噴霧した場合,どの程度の付着菌の軽減が達成できるかについて調べた。
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