リアルタイムコミュニケーションの品質を確保するための短時間可用帯域推定方式
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概要
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本論文では,エンド端末間の可用帯域を短時間で推定する方式PathQuickを提案する.ビデオ会議やリアルタイム写真共有などのリアルタイムコミュニケーションにおいて,映像や写真などのメディアを送信する直前に,PathQuickを用いて最新の可用帯域を短時間に推定することで,メディアの送信時の消費帯域を可用帯域以下に抑える制御が可能になる.その結果,ルータのキューイング処理による遅延やパケットロスを防止でき,リアルタイム性が確保できるため,リアルタイムコミュニケーションの品質が確保できる.評価実験により,PathQuickの推定時間が従来比1/4以下の176ミリ秒であることを示す.また,リアルタイム性を確保するために推定時間に上限を設けた条件下において,PathQuickにおける探索可能な帯域の範囲が従来比123倍の広さを持つことを示す.さらに,PathQuickは従来比4.3倍細かい計測の分解能を持ち,ボトルネックリンクの物理帯域が10Mbps程度の比較的狭帯域な場合と,100Mbpsの比較的広帯域な場合の両方において,従来方式よりも推定精度が高いことを示す.
- 2012-02-15
著者
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