システムコールのタイミング制御によるコミュニケーション品質劣化防止方式
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概要
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PC 上のソフトウェアで動作する電話であるソフトフォンでは、通話中に PC 上でほかのアプリケーションを利用すると、PC が過負荷になることで、音切れなどの音声品質の劣化が発生してコミュニケーションが中断する問題がある。音声品質の劣化を回避するため、OS が提供するプロセス優先度制御でソフトフォンのプロセスに高い優先度を設定した場合でも、ほかの競合するアプリケーションのシステムコール実行により、最高優先度の OS による処理が発生する際には、音質劣化が避けられないことが実験により判明している。本論文では、この問題を解決するため、競合アプリケーションのシステムコールのタイミングを制御することで、ソフトフォンの音声品質を維持するコミュニケーション品質劣化防止方式を提案する。評価実験により PESQ 値が平均 3.2 から 4.0 に改善したことで、提案方式が有効であることを示す。
- 2010-02-25
著者
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