脳科学への期待(<特集>音声と脳科学)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
A layman's view about the brain science approach to speech was presented. The most obvious advantage of the brain science approach over the traditional behavioral approach consists in the possible clarification of speech encoding and decoding processes; the processes that remain largely untouched in the behavioral approach. Especially, construction of computational model of speech perception will open up a brand-new landscape of speech science. However, to achieve these goals effectively, brain science should pay more attention to the fruits obtained by the behavior approach. Experiments of brain science should be designed based upon sufficient understanding of the linguistic properties of experimental stimuli. It is especially important to pay enough attention for the probabilistic properties of linguistic signs. For example, the distinction between semantically normal and abnormal stimuli is not necessarily a dichotomy. It is possible to compute the occurrence probability of semantically deviant sentences using the power of powerful computer and large-scale annotated language corpora. In the same vein, retrieval of a speech corpus reveals that the long-believed distributional restriction of the /tyu/ mora in Japanese is not a strict one as long as spontaneous speech is concerned. Results of brain scientific experiments will enrich greatly our understanding of speech, if the experiments are designed correctly.
- 日本音声学会の論文
- 2004-12-31
著者
関連論文
- 音声言語関連大型プロジェクトの現状と将来
- 韻律研究のための日本語話し言葉コーパスXML文書作成
- コーパス構築と著作権保護(研究開発における情報利用と著作権)
- 代表性を有する大規模日本語書き言葉コーパスの構築(日本語コーパス)
- KOTONOHA『現代日本語書き言葉均衡コーパス』における著作権処理 (漢情研2009年公開講座報告 著作権をめぐる新動向--"Googleブック検索"と著作権法改正案)
- 日本語学習者音声研究の課題 (特集 日本語音声の教育と研究の新しい流れ)
- 現代日本語書き言葉均衡コーパス (特集 日本語研究とコーパス) -- (コーパスの構築と応用)
- 導入 コーパスとは何か (特集 日本語研究とコーパス)
- 国立国語研究所のコーパス整備計画KOTONOHA : その現状と問題点(言語とコーパス,思考と言語一般)
- 現代日本語書き言葉均衡コーパスの設計と検索デモンストレーション(デモンストレーション,日本語学会2007年度秋季大会研究発表会発表要旨)
- KOTONOHA『現代日本語書き言葉均衡コーパス』の開発(資料研究の現在)
- 日本語コーパス開発の現状と展望 ([英語コーパス学会]第30回記念大会シンポジウム)
- 『日本語話し言葉コーパス』の設計と実装 (話し言葉の日本語) -- (日本語話し言葉コーパス)
- 話し言葉と書き言葉 (話し言葉の日本語)
- コーパス日本語学の可能性--大規模均衡コーパスがもたらすもの (特集 コーパス日本語学の射程)
- イントネーション研究発展の要因 (特集 イントネーション研究の現代的課題)
- 2モーラ有核助詞の韻律上の独立性--『日本語話し言葉コーパス』の分析
- 自発音声とデータベース(音声学・音韻論の過去・現在・未来)
- 講演音声の印象評価尺度
- 助詞の撥音化現象:『日本語話し言葉コーパス』を用いた音声転訛現象の分析
- 「日本語音声」データベースの構築 : 中間報告(国語学会2003年度秋季大会研究発表会発表要旨)
- 脳科学への期待 (特集 音声と脳科学)
- 『日本語話し言葉コーパス』の概要
- 英語コミュニケーション能力の自動測定技術の提案
- パラ言語情報に関わる喉頭音源の音響的特徴
- 自発音声コーパスにおけるF0下降開始点位置の分析
- 長/短母音の時間制御特性-自発音声コーパスの分析-(1)
- 日本語話し言葉コーパスの音声ラベリング (Feature Articles: Phonetics and Speech Technology)
- 大規模自発音声コーパス『日本語話し言葉コーパス』の仕様と作成(国語学会2002年度春季大会研究発表会発表要旨)
- 話し言葉における長母音の短呼 : 『日本語話し言葉コーパス』を用いた音声変異の分析(国語学会2002年度春季大会研究発表会発表要旨)
- パラ言語情報による発声様式の変化 : 高速ビデオ画像の解析
- 調音音声学から音声の物理学へ : 千葉勉・梶山正登の貢献(母音研究 : Chiba&Kajiyamaから最新研究まで)
- 発話速度の違いが印象評定に及ぼす影響
- 日本語自発音声の韻律ラベリング体系 : X-JToBI
- 自発音声に対する音素自動ラベリング精度の検証
- 音声はパラ言語情報をいかに伝えるか
- 『日本語話し言葉コーパス』を用いた言語変異研究 (特集 音声のバリエーション)
- 日本語自発音声韻律ラベリングスキームX-JToBIの能力検証 (テーマ:一般)
- 日本語学習者の長/短母音の同定におけるピッチ型と音節位置の効果
- X-JToBI : 自発音声の韻律ラベリングスキーム
- 日本語有声破裂音における閉鎖調音の弱化
- 科学技術振興調整費開放的融合研究推進制度による「話し言葉の言語的・パラ言語的構造の解明に基づく『話し言葉工学』の構築」プロジェクト
- SD-2-1 日本語音声教育のための音声データベース
- 自発音声コーパスにおける印象評定とその要因
- 『日本語話し言葉コーパス』の構築における計算機利用 (特集 コンピュータによる日本語研究の新展開)
- X-JToBI : 自発音声の韻律ラベリングスキーム
- X-JToBI : 自発音声の韻律ラベリングスキーム
- 言語情報の知覚における韻律と分節音の手がかり - 両耳分離聴による左右耳差の検討 -
- PNLPの音声的形状と言語的機能
- 『日本語話し言葉コーパス』を用いた自発音声の分析
- 企画委員長挨拶(新会長および新委員長の就任挨拶)
- PNLPの音声的形状と言語的機能
- 日本語有声破裂音における閉鎖調音の弱化
- C5.日本語ザ行音の調音様式の変異について(研究発表,音声学会2009年度(第23回)全国大会発表要旨)
- 自発音声における大局的な発話速度の知覚に影響を与える要因
- B10. アクセント句を単位としてみた自発音声の韻律特徴 : 韻律境界強度の予備的分析(研究発表,日本音声学会2007年度(第21回)全国大会発表要旨)
- 講演音声の大局的な印象に影響を与える要因
- 庶務委員長挨拶(新会長および新委員長の就任挨拶)
- B11. 講演音声に対する印象評定尺度の作成(第17回全国大会発表要旨)
- 講演に対する印象評定の分析(第305回研究例会発表要旨)
- 2モーラ有核助詞の韻律上の独立性 : 『日本語話し言葉コーパス』の分析
- 日本語学習者の長/短母音の同定におけるピッチ型と音節位置の効果
- 千葉・梶山の『母音論』について(『母音論』出版60年)
- 日本語話し言葉コーパスの音声ラベリング(音声学と音声工学)
- イントネーション研究発展の要因(イントネーション研究の現代的課題)
- 脳科学への期待(音声と脳科学)
- 脳研究への期待(ワークショップ:「音声にとっての脳,脳にとっての音声」,第306回研究例会発表要旨)
- 『日本語話し言葉コーパス』を用いた言語変異研究(音声のバリエーション)
- まえがき(『母音論』出版60年)
- /z/の調音様式の変異 : コーパスによる分析
- C2-2. 自発音声中のフィラーの特性に関する予備的分析 : 位置と高さの分析(研究発表,日本音声学会2012年度(第26回)全国大会発表要旨)
- P5. 日本語自発音声におけるfinal loweringの生起領域(口頭発表,日本音声学会2013年度(第27回)全国大会発表要旨)